子どもに失敗はさせたくない・・・・というのが親心。
でも、適度に失敗の経験をさせたほうが絶対にいいです。
失敗を知らないまま大学生くらいに成長してしまうと、どうなるか。
自分の失敗を許せず、失敗した時はヒステリックにキレる。
他人の失敗も認めず、その失敗を罵倒しまくる。
なんかこんな感じになるそうです。
自分の失敗も他人の失敗も、受け入れる心が育ってないのでしょう。
失敗すると、とても辛い。
できれば我が子にそんな思いをさせたくない。
親心、ですよね。
でも、よく言うではないですか、傷ついた人ほど強く優しくなる、って。
失敗の辛さを乗り越えたからこそ、強く優しくなれると思います。
だから、ビシバシやればいいのです、勉強も部活も何でも。
あ、ビシバシって、体罰ではないですよ!!
今、合計点で350点ほどの中学生が、
「目指せ!400点!!・・・・・と思ったけれど、取れなかったら凹むから、375点が目標!」
と言っていたとしましょう。
これではダメなのです。
高い目標を立て、それが達成されなかったら凹んで辛いかもしれません。
でも、それでいいのです。
本気で取り組んだからこそ辛いでしょうが、それゆえ「次こそは!」の思いも強まるでしょう。
上位校志望だってそうです。
「金沢大学附属高校とか泉丘高校とか目指して、でも無理だと分かった時、うちの子、傷つくわ・・・・だから〇〇高校を目指しましょう!」
というのも、ダメなのです。
凹むこと、傷つくことを恐れて挑まないのは本当にダメです。
一生懸命勉強しても、金沢大学附属高校とか泉丘高校とか、無理かもしれない。
無理と気づいた時は、深く傷つくでしょう。
でも、そこを乗り越えた時、子どもは強くなります。
そして、同じように傷ついた人の気持ちもわかるので、優しくもなれます。
「上を」「本気で」目指した人ほど、その失敗をした時の傷は本当に深いでしょう。
でも、それでいいのですよ。
その挫折から立ち上がり、失敗を乗り越えられるように見守り、サポートするのが、我々周りにいる大人なのではないでしょうかね。