歌舞伎など日本芸能でも使われる「守破離」という言葉。
・守・・・師や流派の教え、型などを忠実に守り、確実に身につける
・破・・・自分に合った型をつくることにより既存の型を破る
・離・・・師や流派から離れて自分なりの独自の表現をする
有名な言葉ですからご存知の方も多いかと思います。
武道、茶道、芸能、他にもスポーツにおいてもよく使われる言葉です。
これらの分野において理想的な成長のプロセスと言われています。
しかし、です。
最近って、「破」や「離」を重んじている傾向、ないですか?
「子どもたちを型にはめてはダメ」
「もっと自由に伸び伸びとさせないと」
「個性があっていいじゃない」
みたいな感じで、いきなり「破」を子どもに求める風潮、あると思います。
「守」は、子どもたちの個性を埋没させる、みたいに悪者にされているような・・・・
違います、「守」こそ一番大事にしないと。
「守」を大事にして「型」を作る。
「型」が身についているからこそ「型破り」なことができる。
「型」が身についていない人がそれをやると、ただの「型無し(形無し)」です。
勉強も同じです。
「守」つまり、解法の「型」をしっかり身につけている人とそうでない人。
「守」ができていない人に「破」はできません。
「破」つまり思考力を働かせて独自の解法を導くことです。
それなのに、最初から思考を求め、いきなり「破」をさせようとする。
そんな人、成績は全く伸びませんよ。
徹底した「守」「型」を身につけることでこそ、応用力が付くのです。
私は「守」つまり勉強の解法の「型」を身につけることに1万時間かけてほしいと思います。
勉強の「守」に1万時間かけれた人は、どこでも合格できますよ。
この話はまた今度ね!