2020年の大学入試改革。
英語の民間テスト導入の延期が先日決まったのはご存知ですよね。
この延期により、安堵する人もいる一方。
対策をしてきた人々は慌てふためいています。
現場はまさに「大混乱」ですね。
対策が無駄になった、と嘆いている人。
対策していなかったから逆にホッとした人。
でも次はどんな対策をすればいいのかと路頭に迷う人。
民間のテスト導入は、今回は延期になりました。
しかしこれは遅かれ早かれ導入され、大学受験改革は必ず実行されます。
ここ5年以内には必ず実行されるでしょう。
つまり、この5年は「混乱しっぱなし」ということになります。
もちろん、実行された後も混乱は続くことでしょう。
ですから、ここ10年はこの混乱が続くのは間違いありません。
現在小2以上の子たちは、大学受験で混乱することは確実です。
せっかく対策したのに無駄になることも出てくるでしょう。
結局何を対策していいのか分からず、無策で本番に挑む人も出てくるでしょう。
しかし一方で、成績上位者の反応はどうでしょう?
おそらく、今回の延期にも、それほど慌てていないと思います。
そもそも2020年の大学入試改革自体にすら慌てていなかったと思います。
おそらく・・・・・
制度がどう変わっても、勉強の本質は変わらないから関係ない
くらいに思っているのではないでしょうか。
マークシートだろうが記述だろうが関係ない、問われたら答えますよ。
民間でもセンターでも共通一次でも、目の前にテストが出されたら解答しますよ。
近所で受けられるテストを自分のスコアとして提出しますよ。
これくらい思っているのでは?
今回の延期で、制度の是非を問われている感じがしますが、本来は、
制度がどうなろうとも揺るがない、盤石な「学びの姿勢」を子どもたちに身に付けさせるべき
なのではないかな、と思います。
厳しすぎますかね?高望みしすぎですかね?
でもですね、今後10年ほどは絶対に混乱していますよ、教育現場。
そんな中で受験を戦っていかなければいけないのです、高校生たちは。
ならば・・・・・その中で戦っていけるよう、子どもたちに「強さ」を身に付けさせることが、子どもの前に立つ大人たちの役目なのではないでしょうかね?と私は思うのです。
夢盟塾も、子どもの前に立つ大人として、そういう強さを身に付けてもらえるような場所でありたいと願い、また精進していきます。。
※おまけ
そもそも、TOEICが外れてGTECが民間のテストで残っている時点で、延期はなんとなく予感がしました。
GTEC、良いテストですが、このテストでは海外の大学にいけません。
国内でのみ通用するテスト(今のところ)です。
大学受験は、時代は今や、いや、もうとっくに、グローバル化していますからね。