今の点数は320点くらい。
だから、○○高校くらいかな?
よしっ、私の志望校は○○高校にしよう!!
こんな決め方、してはダメです。
断言します。
このタイプの志望校の決め方をする子。
必ず成績が下がります。
100%下がります、秋の11月くらいから。
理由はシンプル。
320点を取れていて、320点レベルの高校を志望校にする、ということ。
気付かない人が多いですが、つまりはこうですよね。
今以上の努力はしたくない。
ということですよね。
320点だけれど、350点を取る努力をしたくない。
だから320点の高校で志望校は十分。
350点の高校を目指すのは今以上の努力が必要だから嫌。
だから現状維持、なのです。
ここで多くの大人が当たり前に知っていること。
「現状維持をしようとすると衰退する」
大人であれば当たり前であるこのお話も、子どもには通用しないことが多いです。
だから320点を維持しようとする。
しかしそうすると、だから320点から下がり始める、それもプレッシャーが大きくなってくる晩秋くらいから。
努力しない受験って意味がありますか?
諦めながらの受験って意味がありますか?
どうせやらなければいけない受験。
避けて通ることができない受験。
ならば、お母さん、お子さんに「意味のある受験」をしてほしいと思いませんか?
そのためにも。
今の点数で志望校を決めてはいけません。
まずは志望校を決める。
そこから、現状で何点ほど過不足しているかチェック。
そして、その不足分を補うための努力量をチェックする。
不足分を補う努力は、それは大変かもしれません。
が、「大変」が「成長」になります。
「大変」って、「大きく変わる」と書きますよね。
「大変」はお子さんを「大きく変えて」くれます。
「大変」な受験こそ、「意味のある」受験だと私は思います。
本当に行きたい高校はどこですか?
本当に行きたい中学はどこですか?
本当に行きたい大学はどこですか?
今は点数や偏差値で行きたい学校を決める時期ではありません。
本当に行きたい学校に向けて努力してほしい期間です。